円空上人は戦国乱世の名残りもようやく消えた江戸時代前期の仏師・修験僧(廻国僧)で、全国放浪の旅をしながら神仏像十二万体の造像を発願したと言われています。円空の彫った彫刻は「円空彫り」と呼ばれ、その独特な作品の多くは木の割った跡を残し…